この世の『歩いてゆけない隣』に存在する異世界。
はるか昔、人間の詩人が、“徒”から聞きだした異世界の情景を、このように表現した。

異世界“紅世”の住人の総称。“徒”と縮めて呼ぶこともある。?
“紅世”と同じく、詩人が名づけた。
“紅世”から渡り来て、人間を喰らい、この世を荒らす。

“徒”の中でも、とりわけ強大な力を持つ存在。“王”と縮めて呼ぶこともある。
その存在の大きさ故に、この世で顕現し続けるための“存在の力”も多く必要とする。

この世に存在するために必要な、根源的エネルギー。“徒”は、この力を近しい存在である人間から奪うことで己の身を現す。

“紅世の徒”やフレイムヘイズが“存在の力”を“自在”に操ることで様々な現象を引き起こす術の総称。

自在法を発動させるために展開する紋様。

この世に現れること。

この世の物体に“存在の力”を吹き込むことで生まれる“紅世の徒”の下僕（げぼく）。姿形や機能は、主の趣味や力を吹き込む対象によって変わる。
“存在の力”を、集めることはできても自身に足すことはできず、主から力の供給を受けないと存在を維持できない。

“存在の力”を喰われて死んだ人間の残り火から作られた代替物（だいたいぶつ）。
存在の消滅が生む大きな世界の歪みをいきなり発生させるとフレイムヘイズに察知されてしまうため、“徒”らはこれを作って人や世界との繋がりを当面保たせ、存在喪失が世界に与える衝撃を和らげる。
“徒”やフレイムヘイズには、残された“存在の力”の具現である、胸の内に点る灯（あか）りが見える。
本人の燃え残りから作られるため、記憶や人格は生前のものを持っており、生命活動も行われている。残された力の消耗と共に、周囲との人間関係・居場所・役割・存在感を徐々に失ってゆき、やがて誰にも気に止められなくなった頃、ひっそりと消える。
その消滅とともに全ての痕跡は消滅し、いなかったことになる。
身の内に“紅世の徒”の秘宝“宝具”を宿したトーチは、“ミステス”と呼ばれる?

身の内に宝具を宿したトーチ。
宿主であるトーチが燃え尽きると、中の宝具は次のトーチの中へとランダムに転移してゆく。
別名『旅する宝の蔵』。

様々な現象を起こすことができる器物。

世界から“因果の流れ”を切り離すことで、その内部を静止させ、また外部から隠蔽する、ドーム状の空間。因果孤立空間（いんがこりつくうかん）とも言う。
封絶を行うと、周囲を陽炎の壁が取り巻き、地面には奇怪な文字列からなる紋章が火線で描かれる。
天才的な自在師“螺旋（らせん）の風琴（ふうきん）”によって、近世に編み出された自在法。
“紅世の徒”が、“存在の力”を喰らう際に身を隠したり、フレイムヘイズが“徒“との戦場とするために展開される。
封絶内部に囚われたこの世のあらゆるものは静止するが、“徒”やフレイムヘイズには影響はない。

“紅世の徒”が“存在の力”を乱獲したために生じた、この世と“紅世”を含む世界全体の歪み。
このまま拡大を続けると、「大災厄（だいさいやく）」が起きるといわれている。

この世のバランスを乱す“紅世の徒”と戦う、異能者の総称。
「世界の歪み」拡大を防ぐため、同胞と戦うことを決意した“紅世の王”と契約することで生まれる。
身の内に宿した“王”から与えられた異能の力で戦う。
ほぼ全員が、人間のときに何らかの形で“紅世の徒”からの被害を受けていて、その復讐のために戦っている。

フレイムヘイズと契約し、本体をその身の内に眠らせる“紅世の王”が、意思のみを表すために産みだした器物。形はアクセサリーや衣類などさまざま。
シャナが持つペンダント“コキュートス”や、マージョリーが持つ大型本“グリモア”がそれにあたる。

シャナが持つ抜き身の大太刀。あらゆる力・自在法に干渉されない頑丈な大業物。元の持ち主は、化け物トーチと呼ばれた、“史上最悪のミステス”天目一個。彼女の名前の由来ともなる。

“徒”が持つ、“紅世”での本当の名前。

超絶甘党なシャナの大好物。これを食べるときだけは、あどけない少女の表情に戻る？

フレイムヘイズが“徒”を屠（ほふ）る時に使う言葉。

“徒”たちが使うフレイムヘイズの蔑称。

隣り合わせの世界“紅世”における強大な存在である“王”の一人。“紅世”での『全てを焼き尽くす』を意味する言葉“天壌の劫火”が真名で、“アラストール”はこの世で付けた通称（他の“王”も名前の法則は同じ）。黒い宝石に金の輪を意匠したペンダント型の神器“コキュートス”に意識のみを表出させる。

“天壌の劫火”アラストールと契約したフレイムヘイズの称号。現在はシャナ。

コート型の、自在に変形する黒衣。アラストールの翼の一部を顕現させたもので、敵の攻撃からシャナの身を護る。その懐に『贄殿遮那』など様々な物をしまい込むことが可能。

シャナが提唱する正しいメロンパン食べ方。外側のカリカリした部分と内側のモフモフした部分を交互に食べることで双方の感触を十分に満喫することが出来る（らしい）。

シャナが悠二に対してよく言うセリフ。主に恥ずかしさをごまかすときに使用する。

普段は巨大な本型の神器グリモアに意識を表出させる、軽薄で騒がしい“紅世の王”。

"蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレムヘイズ、マージョリー・ドーの称号。

自在法に長けた者のこと。マージョリーなどのことを指す。

マージョリーの得意な攻撃用自在法。

マージョリーがまとう炎で出来た衣。ずんぐりむっくりな体型をしている。これを纏うことで、攻防に強大な力を発揮できる。

マルコシアスの意思を表出させる巨大な本型の神器。ページの間には、自在法が込められた栞（しおり）や付箋（ふせん）が挟まっている。

マージョリーがマルコシアスを注意するときに呼ぶあだ名。

“蹂躙の爪牙”マルコシアスがマージョリーを呼ぶ際につける異名。そのバリエーションは数知れない。

マージョリーがシャナを呼ぶときのあだ名。

千草が呼ぶ悠二のあだ名。

御崎市駅裏手にある高層ビル。高層部に『御崎アトリウムアーチ美術館』がある。

真南川に掛けられた大鉄橋。道路を跨いで建つ二つの『Ａ』型主塔が特徴。

御崎市を東西に割って走る一級河川。広い河川敷を持ち、普段は駐車場やグラウンドに、ミサゴ祭りの際には広大な会場として利用される。

正式名、市立御崎高校。坂井悠二たちの通う高校。

県下でもそれなりに大きな市。南北に走る真南川を挟んで東側を都市機能を集中させた市街地、西側をそのベットタウンとする住宅地とそれぞれ呼ぶ。

シャナの背に燃え上がる炎の翼。飛行を可能とする。

謎に包まれた存在。マージョリーの仇敵。

“紅世の王”シュドナイの真名。

ソラトが持つ片手持ちの大剣。存在の力を込めると、刃を触れ合わせている相手が傷を負う。

クラスメイトによる吉田一美評。

吉田一美の宣戦布告に対して、シャナが返した台詞。

吉田一美が飼っている犬。犬種は豆柴。毎朝散歩をさせてあげないと、機嫌が悪くなる。

つくった人物の想いがこもる携帯食料。昼休みに吉田一美が坂井悠二へ差し出した。

千草や吉田が得意、シャナが苦手とするもの。悠二はこの行為に弱い傾向が見られる。

シャナが坂井家に通うようになって知った習慣。一度知ってからはやみつきに。

千草がシャナへ教示した、キスの本当の意味。

悠二不在のまま、燐子を討滅したシャナが彼に向かって叫んだ言葉。この後シャナの心に大きな変化が現れる。

“紅世の王”ティアマトーの真名。

ティアマトーの意思を表出させるヘッドドレス型の神器（大戦時は額に、宝石を添えた飾り紐型）。戦闘時には仮面に変わる。

現代における最大級の“紅世の徒”の集団。三柱臣を中心に組織されている。現在は“零時迷子”を求め暗躍しており、すべての部下たちを本拠地『星黎殿』から避難させている。

［仮装舞踏会］の兵種の一つ。情報収集と探索に当たる。ウィネの役職。

[仮装舞踏会]の兵種の一つ。戦闘行動に当たる。オルゴンの役職。

シャナが作った料理。品目は不明。

フレイムへイズ・カムシンの称号。

カムシンの持つ鉄棒型の宝具。本来は武器だが、調律時にも『カデシュの心室』展開に必要なマーキングをするために使用する。「瓦礫の巨人」が握る鞭の柄にもなる。

『儀装の駆り手』カムシンの巨大戦闘形態。巨体に任せた絶大な破壊力を持つ。

「瓦礫の巨人」の必殺技。瓦礫を繋ぎ合わせた鞭を振るい、遠心力でその先端を砲弾として飛ばす。

“紅世の王”ダンタリオンの真名。

“探耽求究”ダンタリオンの仇名。

正式名称は『我学の結晶エクセレント２８―カンターテ・ドミノ』。教授の助手たる“燐子”。通称、『お助けドミノ』。

“紅世”の存在も含めた、世界の真の在り様。

吉田に励まされ、悠二が涙と共に発した言葉。

［仮装舞踏会］の本拠地。『天道宮』と同系・異様式の移動城砦。

盟主の元、［仮装舞踏会］を束ねる３人の幹部のこと。『巫女』ヘカテー、『参謀』ベルペオル、『将軍』シュドナイからなる。上下関係はないが、組織は実質『参謀』が動かしている。

［仮装舞踏会］三柱臣の一柱、ベルペオルのこと。

［仮装舞踏会］三柱臣の一柱、シュドナイのこと。

［仮装舞踏会］三柱臣の一柱、ヘカテーのこと。

“紅世の王”ベルペオルの真名。

“紅世の王”ヘカテーの真名。

『参謀』ベルペオルが持つ鎖型の宝具。

ベルぺオルをシュドナイが（影で）呼ぶときの仇名。

ヘカテーがシュドナイを軽くあしらうときに使った言葉。