シャナ、完結おめでとうございます！
　一つのシリーズを十年近く書かれて、それを大団円できちんと終わらせられるやしちさんのプロとしての技術を改めて同業者として深く尊敬致します。
　やしちさんとはデビューが同じ年なんですよね。他にもうえおさんとか鈴木鈴さんとかが一緒で最初に顔合わせした時に「出来れば十年やりたいですね」なんて話をしていたのがついこの間のようです。
　シャナはアニメに、漫画に、ゲームに、映画に様々な展開をしていきましたね。
　拙著『いぬかみっ！』も『シャナ』や『キノ』に便乗するような形で映画化させて頂きました。やしちさん、時雨沢さんと三人で初日の舞台挨拶に行った時、楽屋裏でごく自然な形で三人で握手したのを今でも鮮明に覚えています。
　幅広い知識を持ちながら決してそれをひけらかすことはなく、高いプロ意識と節度を持って良作を書き続けていかれるやしちさんとこの十年、様々な機会でご一緒できたのは自分にとって本当に得難い財産だったと思います。
　また新たな傑作シリーズを楽しみにしております。

　追伸：時雨沢さんが東北旅行を提案されてますね。僕もご一緒させて下さい！

　灼眼のシャナ、シリーズ完結、おめでとうございます。
　物語なんて一冊書き上げるだけでも満足感が半端ないでしょうに、二十二冊にも及ぶシリーズの完結なんて、さぞかし作者冥利に尽きるであろうこと想像するだけでうらやましさを抑えることができませんよチクショー！　なんて情けない身ではありますが、ここは素直に祝福の言葉を述べさせていただきます。
　おめでとう！　そしてお疲れさまでした。
　終止符までの道程に、惜しみない拍手と称賛を。

　ひとさまの作品でありながらなんとも感慨深く思うのは、足掛け十年というシャナのつづられた年月と同じだけ、自分も作家でいるからでしょうか。デビュー時期を同じくする弥七郎さんとの縁は、そのまま私の作家歴。それとほぼ同じくらいの歳月を重ねた物語が、ここにとうとう完結――めでたくもあり、寂しくもあり、ひとつの節目を感じてしまい――思わず来し方を振り返り、ため息をつかずにはいられません。当人ではない私自身がこうなのですから、弥七郎さん本人の胸中はいかばかりか――アレ？　なんか平然と、淡々と次回作を練っている姿が思い浮かびます。私個人の勝手な主観で語らせていただきますと、高橋弥七郎さんは鉄人のごとき作家さんです。かつて――まだ弥七郎さんが大阪在住の頃――聞いたスケジュールは耳にしただけで倒れてしまいそうなもので、にもかかわらず平然と――まぁもしかして内心泣き叫んでいらっしゃったかもしれませんが少なくとも表には出さず――こなしている姿には、「こいつぁすげぇや！」と度肝を抜かれたものでした。
　そして当時から現在まで、いつお会いしても変わらずその姿勢でいらっしゃるように思います。
　ぶれず揺らがず『仕事』を『遂行』していくそのさまは、まさしく『プロ』そのもので、省みて己の不甲斐なさに胃が痛くなりますが、それはさておきなにをいいたいかといいますと、そんな弥七郎さんですから、完結など区切りに過ぎず、きっともう次作が生まれはじめていることでしょう。
　次の物語を楽しみに。
　いまはひとまず、お疲れさまでした。

　灼眼のシャナ、シリーズ完結、心よりお祝い申し上げます。
　おめでとう！


　以下、私信。
　毎回上京の都度お時間いただき、本当にありがとうございます。いつも楽しみにしております。
　ところで、これで私は同期のなかで唯一完結したシリーズを持たない作家になってしまいました(∵)

　灼眼のシャナ完結おめでとうございます！
　コミックス版の特典小説『討滅の獄』でお世話になりました鎌池和馬です。
　シャナの素晴らしい点は、現代と過去のパートがそれぞれ面白い事はもちろん、それらを繋げて考えようとすると、色々なエピソードを自然と『空想』できてしまう点にあるのでは、とか考えています。
　そういう時間の開きによって『空想』をあれこれ思い浮かべる事のできる『懐の広さ』みたいなのが、他の作品にはない独特の魅力を生み出していたように思えます。
　ともあれ、ひとまずはお疲れ様です。
　そして一刻も早く、『さらなる懐の広さ』を備えた新シリーズが始まるのを待っています！！

　『灼眼のシャナ』シリーズ完結おめでとうございます！
　共に電撃文庫で戦ってきた友人として、同業者として、ライバルとして、大きなシリーズが完結を迎えるのは、大変めでたいことであり、少し寂しい事ではあります。

　弥七郎さんとは、“電撃作家はみんな仲良し”と呼ばれているとおり、一緒にご飯を食べたりカラオケに行ったりしていますが――、お互い旅行好きなもので、何度も一緒に出かける機会がありました。
　九州や日光や長野や会津若松や富士山や鎌倉や江の島や――。歴史知識が超豊富な弥七郎さんと同行すると、ガイドいらずで本当に助かります。教えてもらってばかりです。
　その場合大抵はドライブ旅行なのですが、免許を持っていない弥七郎さんですので、運転は私。
「ここで万が一にも事故って二人とも死んだら、電撃文庫に大ダメージ！　編集長に怒られる！」
　などと高速道路で話をした思い出があります。死んだ後も怒られるのは、なんかちょっと嫌なので、いつもかなり安全運転していました。

　弥七郎さんへ――
　シリーズ完結に向けて、まだまだ仕事が残っているかと思います。お体に気をつけつつ頑張ってください。
　そして完結後、どこかに旅行しましょう！
　震災復興支援を兼ねて東北の温泉とかどうでしょ？

　追記
　一緒に頑張ってこられた絵師のいとうのいぢさん、担当編集の三木さんもお疲れ様でした！

『灼眼のシャナ』シリーズ完結、まことにおめでとうございます。このような大きなシリーズの完結にコメントを寄せることができて、僕としても光栄に思っております。

　作者の高橋弥七郎さんとは、かれこれ十年にわたってお付き合いをさせてもらっています。弥七郎さんは一見するとスナイパーのようですが、実際にお話ししてみると気の良いスナイパーで、いつも楽しい時間を過ごさせていただいております。
　しかし、これは話すといつもみなさん驚かれるのですが、実は弥七郎さんはスナイパーではありません。彼は一流のエンターテイナーであり、職人であり、作家であるのです。
　電撃文庫に作家は数多く、みなさんが尊敬に値する方々ばかりなのですが、僕は高橋弥七郎さんほど純粋に作品の質を高めようとする方は、ほかにほとんど知りません。
　なにしろ編集部が入っているビルの上に住居を借りるような人です。「いつ編集部に行ってもやしちさんがいる」という都市伝説が流れるほどの人です。どれだけ熱心にご自分の作品と向き合っているか、ご想像がつくと思います。
　弥七郎さんの素晴らしいところは、それほどの職人気質の持ち主でありながら、非常に気さくで話しやすいお人柄であるところです。関西の方だからなのか、常に話に『オチ』を持ってきて、これがまたおもしろい。一流の作家でありながら、話していておもしろい、一緒にいて楽しい弥七郎さんは、人間的にも非常に尊敬できる方です。
　今回、『灼眼のシャナ』という大きなシリーズが完結を迎えましたが、次のお話でもまた多くの人々を魅了する物語を作ってくださると確信しております。
　改めまして、完結おめでとうございます！　そして、おつかれさまでした！