●灼眼のシャナXVI 【予価 536円】 2007年11月10日発売!
私の大切なミステスが、今日、消えた。
    クリスマス。一人の少年が消えた。
  根源たる“存在の力”を失い、いなかったことになった。
ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。
  そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。喧騒が戻った御崎市の片隅で──。
  場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦『星黎殿』内部。
  一人の少年が空(から)であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、そして命を下した。
「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。
  古(いにしえ)の王“祭礼の蛇”を奉迎した[仮装舞踏会(バル・マス
ケ)]は、「大命」へと静かに動き出す。