第12話「ゆりかごに花は咲いて」
悠二は池に、シャナは吉田に問いつめられた。
自分の気持ちから逃げることが、人の好意を無心で受けることが、他の人たちを苦しめているのだろうか。
誰もが若き日に味わう葛藤。
しかし、二人にはそれ以上に心を向けなければならないことがあった。
紅世の徒の討滅。
日常を破壊する奴等が、再びこの街に現れたのだ。それも3人。
その力に不審を感じたシャナとアラストールは、悠二にその調査を任せ、敵の封絶に向かう。
しかし、封絶の中には2人の兄妹しかいなかった。
ソラトとティリエル。彼らの真の狙いは人の存在の力ではない。
シャナの持つ大太刀・贄殿遮那だった。
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