第3話「トーチとフレイムヘイズ」
平井ゆかりは死んでしまった。
正確にはトーチの火が消えたのだが、悠二にとってそれは死と同じ意味を持っていた。
その悲しみの中、悠二は灼眼の少女に名前を付ける。
「君はシャナ、もうただのフレイムヘイズじゃない」。
だが、その翌日、学校に行くとクラスメイトが過去の存在も消え失せたはずの平井ゆかりを覚えていた。
…彼女はそこにいた。
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